自分はデザインをする時、極力装飾的なことは避けようと思って努力しています。

装飾は、下手をすると伝えるべき対象が埋もれてしまう可能性があると思うからです。装飾的なものに比べて、シンプルに巧く表現した方が、深く・強く・ストレートに相手に伝わると思うんです。だからミースの「Less is more.」はすごく好きな言葉です。勿論、内容の伴わない、見た目のシンプルさだけを追ってたら「Less is bore.」なんて言われてしまうかもしれませんけど...。なので、装飾が効果的な場合は使うようにして、できるだけ伝えるべき対象がシンプルかつ一番良く見える方法を、各案件で探しているつもりです。そんな感じでアレコレ悩んでいると、デザイナーとして雇ってもらったばかりの頃によく言われた言葉をよく思い出します。

「シンプルってのと、素っ気ないのは違うよ。」

シンプルは余分なものをそぎ落としていく分、粗も目立ちやすい。細やかなディテールを蔑ろにしていると、ただのチープなものになってしまう。偉そうに分かったような言い方ですが、いまだに自分で実現できてないです...すいませんです。
最低限、この言葉をかけてくれた人に見せても恥ずかしくないような作品を作ろうと、今でも努力してるつもりなんですが、それすらウマくいってません。これはsimpleなのか?poorなのか?...などなど、いつも自問自答して頭から煙を出してます。

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