最近読んで面白かった本。
建築家・建築史家の藤森照信さんが書かれている「藤森照信、素材の旅」。大学のころから藤森さんのことは名前と多少の作品だけは知っていたものの、本とかを読んだことがなかったんですが、この本は面白いです。元は戸田建設の広報誌に掲載されていたものをまとめたものらしく、日本各地の建築素材(家具等を含む)を藤森さんが訪ねてまわるという企画です。

古くから建築素材として使われてきた土・石・草・木における様々な素材の特徴や、その素材を生産している人や環境、歴史などを藤森さんらしい砕けた文章で紹介してくれています。主に建築方面で使用される素材ですが、この本なら建築のことを全く知らない人でも楽しく読めるんじゃないでしょうか。
この本を読んでいると、古くから伝わる素材を生産し続けている職人さんたちが数多く登場してくるのに驚かされます。伝統とは一切関わりのない仕事をしている僕の言えることじゃないですけど、こういう人たちのおかげで景観における日本らしさというものが保たれているんだろうなぁと感じました。

藤森照信、素材の旅

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