5月11日までMATSUYA銀座で開催されている「描かれた不思議な世界 ミヒャエル・ゾーヴァ展」を見に行ってきました。画像は展示会用に作られた図集の表紙です。

銀座ってこともあり、落ち着いた感じを想像していたんですが、行ってみるとかなりの人が入っていて中々うるさい感じ......最初はちょっと気にしていたんですが、ゾーヴァの作品がとても素晴らしくてそんなことは気にならなくなりました。展示数が130点近くもあり、見応え十分で普通に見ているだけでも2時間は経っていしまいます。本の挿絵や風刺画、ポスターにオリジナル作品等、様々なものに作品を残していて見ていて飽きません。

ゾーヴァの作品を見ていて思ったのが、アイデアが素晴らしいことはもちろんですが、彼の絵はシンプルな分、やはり技術(表現力?)が際立っているということでした。プロの芸術家なら当たり前かもしれませんが、繊細で写実的なタッチから勢いのある表現的なタッチまでうまく使いこなせるんだなぁと。基本となる技術を身につけているからこそ、自分の表現したいものを思い通りにつくれるんでしょうね。会場で流れていたインタビューの中で、写実的なものよりも少し勢いのあるタッチの方が最近は気にいってると語っていました。その方が厳密でない分、その対象の本質をよく表現できるんでしょうね。ただ、それは写実的な表現をちゃんとこなしていたからこそできるんじゃないかと強く感じました。作品を見た人なら分かると思いますが「箱舟」の空や波の表現力は半端ないです。

また、やはりアイデアも素晴らしくて、思わず微笑んでしまうようなユーモアがいたるところにありました。一見、暗く悲惨に見えてしまう状況を、動物を擬人化したり、動物に置き換えて表現することで、おもしろ可笑しく表現しているそうです。もし時間があるという人は見に行ってみてはどうでしょうか。きっとゾーヴァの描く不思議な世界にハマってしまうと人も多いと思います。

画像:Ein Bar namens Sonntag「くまの名前は日曜日」2001年 より

ミヒャエル・ゾーヴァの世界
クマの名前は日曜日

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